基本的事項 |
評価内容 |
参考
施工時における留意事項 |
4.2.1
測 量 |
1
独立橋脚上等においては、アンカーボルト孔を利用する等による安全帯の取付手段を検討すること。 |
1
昇降さん橋又ははしご及び防護手すりの設備を設置すること。 |
4.2.2
部材のたておこし、つり上げ等 |
1
クレーンの能力は部材の重量、形状、大きさ等を考慮したものとすること。
2
つり金具については、不均等荷重を考慮して強度を検討すること。
3 横座屈及び曲げに対する部材の耐力について検討すること。
4
大重量の部材を扱うときは、反転、たておこし等の作業を安全にするための治具等を用いること。
5
2台のクレーン等で相づりするときは、荷重の偏りを考慮して、クレーン等の能力及び据付け位置、つり上げ方法等を検討すること。
6
水平以外の姿勢でつる部材については、つり金具又はつり手段を検討すること。 |
1
つり金具及び玉掛けワイヤロープに欠陥がないこと。
2
玉掛け方法、玉掛けワイヤロープの保護手段等が適切であること。
3 適当な介錯ロープを使用すること。
4 適切な場所で合図すること。
5 合図方法を定めること。
6 関係労働者の退避の状況が適切であることを確認すること。
7
トラッククレーンのアウトリガーの下には鉄板を敷く等地盤の沈下を防止する措置を講じること。
8
大重量の部材を扱うときは、具体的な手順を作成して施工すること。 |
4.2.3
部材の組立て |
1
部材の組立順序を定めること。
2
大型部材の地組立てに当たって、足場を設置するときは、当該足場の組立図を作成すること。 |
1
組立作業手順をけんとうすること。
2 桁の転倒防止措置を講じること。
3
各部材の接部は仮締めボルト及びドリフトピンにより確実に結合すること。 |
4.2.4
送出し |
1
台車の盛替えの時期及び回数、送出し量等を段階ごとに検討すること。
2
逸送防止措置を講じること。特に、こう配のある送出しの場合には留意すること。
3 自走台車の場合には、自走台車の制動能力を検討すること。
4 送出し軌条に沿った安全な通路を設置すること。 |
1
作業手順を検討すること。
2 送出し量を確認し、均等な送出しができる措置を講じること。
3
台車、ローラー、送出し装置等の状態を確認する措置を講じること。
4
ローラー又は送出し装置を使用するときには、添溶板、板厚の差等円滑な動きを妨げる部分をテーパープレート、当て板等で補うこと。
5 休止時には台車を固定すること。
6 連絡、合図の方法を徹底すること。
7 ウインチの駆動機構及び制動機構を点検、整備を行うこと。 |
4.2.5
横取り |
1
台車の盛替えの時期及び回数、横取り量等を段階ごとに検討すること。
2
逸走防止措置を講じること。特に高低差のある横取りの場合には留意すること。 |
1
作業手順を検討すること。
2 横取り量を確認し、均等な横取りができる措置を講じること。
3 休止時には台車を固定すること。
4 連絡、合図の方法を徹底すること。 |
4.2.6
打上、降下等 |
1
本体及び架設用構造物の支持点の耐力及び局部座屈を検討すること。
2
曲線桁等の場合には、重心位置の偏りに対処する手段を検討すること。
3 操作のためのスペースが乏しいときは、足場を設置すること。
4
複数のジャッキを連動させて使用するときは、等圧とし、又は等ストロークするかを検討すること。
5
降下設備に近接して、十分な耐力を有する仮受け台及びサンドルを設置すること。 |
1
作業手順を検討すること。
2
降下設備の場合には、仮受け台、シムプレートを使用すること。
3
サンドル材はジャッキストロークに対して適当な高さであること。
4
同一橋脚上で複数の降下設備を用いるときは、降下速度を同一にすること。
5
ジャッキを使用するときは、1橋脚(橋台)ずつ施工すること。
6
降下設備を用いる作業(ジャッキのみを用いる作業を除く。)の場合で2脚以上同時に作業するときは当該脚ごとの降下量を同一にすること。 |
4.2.7
閉 合 |
1
閉合のための桁の引寄せ方法を検討すること。
2 最終部材の落し込みのクリアランスを検討すること。
3
連続構造の場合には、必要に応じヒンジ、応力除去等を検討すること。 |
1
作業手順を検討すること。 |
4.2.8
継手の施工 |
1
継手に作用する力に対して、仮締めボルト及びドリフトピンの数を検討すること。
2 溶接のためのスペースが乏しいときは、足場を設置すること。
3
溶接継手の施工に当たっては、火花飛散防止及び落下物防護の措置を講じること。 |
1
仮締めボルト及びドリフトピンの数を確認すること。
2
ドリフトピンを打ち抜くときは、抜けたピンの飛来による災害を防止する措置を講じること。
3
箱形桁又は鋼橋脚の内部で継手溶接を行うときは、局所排気装置による排気を行うか、又は作業者に呼吸用保護具を使用させること。
4
交流アーク溶接機用自動電撃防止装置を点検、整備を行うこと。
5 安全帯のロープに溶接の火気等を接近させないこと。 |