基本的事項 |
評価内容 |
参考
施工時における留意事項 |
4.4.1
トラッククレーン、クローラクレーン |
1
つり能力(定格荷重、作業半径)が架設条件に適合していること。
2
設置場所、特にアウトリガー下の地質、埋設物の有無、傾斜等を調査し、安全を確認すること。
3 道路事情が搬入に支障ないこと。
4
2台で相づりするときは、荷重の偏りを考慮して、クレーンの能力及び据付け位置、つり上げ方法等を検討すること。 |
1
過巻防止装置、過負荷防止装置について点検、整備を行うこと。
2 有効な検査証があり、所定の資格者が運転すること。
3 定期自主検査を実施し、その結果を記録すること。 |
4.4.2
フローチングクレーン(現場組立て式のものを除く。) |
1
つり能力(定格荷重、作業半径)が架設条件に適合していること。
2 設置場所の潮汐、水深、流速等を調査すること。
3
使用箇所(係留箇所及び曳船の行動範囲を含む。)のスペースに十分余裕があること。
4 回航に係る支障の有無を調査すること。
5 曳船の能力及び配置を検討すること。
6 水利権等に関し、必要な手続きを行うこと。 |
1
計画どおりの機種を用いること。
2 部材に変形等の欠陥がないこと。
3 有効な検査証があり、所定の資格者が運転すること。
4 定期自主検査を実施し、その結果を記録すること。
5 救命具を用意すること。 |
4.4.3
台船、曳船 |
1
十分な安定性を有すること。
2 十分な能力を有すること。
3
載荷点又は支持架台の強度及び補強の要否について検討すること。
4
荷の積卸しを行う水域において、操船のための十分なスペースを確保すること。
5 水深及び水中障害物、航路障害物等の有無を調査すること。
6 部材の固縛、係留について検討すること。 |
1
支持架台等の緊結状態を確認すること。
2 固縛、係留の状態を確認すること。
3 救命具を用意すること。 |
4.4.4
ホイスト等 |
1
十分な能力を有すること。
2
水平移動の機能を持つときは、クレーン設置の手続きを行うこと。
3
2基以上で相づりするときは荷重の偏りを考慮し、ホイスト等の能力及び据付け位置、つり上げ方法等を検討すること。
4
上記3の場合で、天秤を使用するときは、構造及び耐力を検討すること。 |
1
定期的に点検、整備を行うこと。
2 運転者は、特別教育を修了した者であること。
3
クレーンに該当するときは、有効な検査証があり、所定の資格者が運転すること。 |
4.4.5
ジャッキ |
1
使用目的に適合する能力、ストローク、自重等を有すること。
2 ジャッキの据付け箇所の耐力を検討すること。 |
1
セットした状態での安定が良いこと。
2 偏心荷重となっていること。
3 点検、整備を行うこと。 |
4.4.6
チェーンブロック、チルホール |
1
十分な能力を有すること。 |
1
損傷又は変形(特にフック部の変形)がないこと。
2 電動の場合、配線、スイッチ等に損傷等がないこと。
3 定期的に点検、整備を行うこと。
4
チルホールをつり上げに使用するときは、つり上げ能力値を適用すること。 |
4.4.7
ウインチ(クレーンを除く) |
1
想定される荷重に対して、直引能力及び速度を適性に選択すること。
2
使用目的に適合したワイヤロープの太さ、長さを検討すること。ワイヤロープの太さ、長さに適合したドラムの巻取り容量を検討すること。 |
1
水平に据付けること。
2 ワイヤロープの方向に対し、ドラムの向きが適切であること。
3 ウインチの固定状態を確認すること。
4 ワイヤロープの端末止めを確実にすること。
5 巻ワイヤロープの防護等安全を確認すること。
6 点検、整備を行うこと。 |
4.4.8
ワイヤロープ及び付属品 |
1
使用箇所に応じた安全率を有すること。 |
1
キンク、形崩れ及び素線切れがないこと。
2 端末加工が適当であること。
3 シーブ径、フリートアングル等が適当であること。 |