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  5.6  移動支保工式架設工法

基本的事項

評 価 内 容

参考 施工時における留意事項

5.6.1
移動支保工(共通事項)


1 橋体には、設計で定められた荷重以上を積荷しないように適切な移動支保工及び付属設備の選定を行うこと。
2 メインガーダー、ガーダー受け支柱、屋根及びその付属品の耐力を検討すること。
3 メインガーダーのたわみを検討すること。


1 架設段階ごとのメインガーダーのたわみを確認すること。
2 メインガーダー手延桁の各ブロックの部材の曲がり、ねじれ、損傷がないことを確認すること。
3 メインガーダーの組立てには、正規のボルトが使用され、全部が確実に締めつけてあることを確認すること。 なお、ハイテンションボルトを使用する場合には、所要のトルクまで締めつけられていることを確認すること。
4 ガーダー受支柱に変形、損傷等がないことを確認すること。
5 送り出しローラーの変形、損傷回転状況等を確認すること。
6 トラワイヤの状態を確認すること。
7 組立完了時に総点検を行うこと。
8 支保工の移動後は、特に電気配線の点検を行うこと。
9 屋根及び屋根支柱組立て時の転倒防止の控えを設けること。
10 屋根組立て時の上下作業を禁止すること。

5.6.2
可動支保工の組立て、解体


1 メインガーダー受け支柱の基礎は、十分な地耐力を有すること。
2 メインガーダー受けのジャッキポンプの能力が適切であること。


1 作業手順を定めること。
2 メインガーダー受支柱は、垂直に立っていることを確認すること。

5.6.3
可動支保工の移動、据付


1 手延桁のたわみ量を検討すること。
2 メインガーダーのレール先端には、台車の逸走防止の措置を講じること。
3 特に移動時には、支保工開口部からの墜落防止の措置を講じること。


1 作業手順を定めること。
2 作業前に各部材に異常がないことを確認すること。
3 ポンプの油量、ジャッキの能力ジャッキの据付状態等を確認すること。
4 送り出しローラー、引き出しウインチ、ワイヤ等を使用前に点検すること。
5 送り出しローラーの据付は、正しい位置及び方向に固定されていることを確認すること。
6 メインガーダー送り出しのときガーダーにおしみワイヤを施すこと。
7 メインガーダー受架台つなぎ止めボルトの締め付けが十分であることを確認すること。
8 つなぎ止めボルトに損傷がないことを確認すること。
9 関係者以外の立入禁止を行うこと。
10 連絡、合図の方法を徹底すること。
11 移動中の支保工上に作業者を乗せないこと。
12 型わく組立てボルト(ピン)等の取外し忘れがないことを確認すること。
13 平面線形に合致した方向に支保工が向いていることを確認すること。
14 推進ジャッキは、正常に作動することを確認すること。
15 ジャッキ操作は、よく連繋して行うこと。
16 メインガーダーをジャッキアップするときは、マノメーターを監視して行うこと。
17 ジャッキアップをするときは、ジャッキのストローク内であることを確認すること。
18 ジャッキダウンをするときは、用心パッキンが設けられていることを確認すること。
19 移動完了後、開口部がないことを確認すること。
20 トラワイヤ、おしみワイヤー等によるアンカーが十分に設置されていることを確認すること。

5.6.4
移動つり支保工の組立て、解体


メインガーダー受け支柱の基礎となる柱頭ブロックは、転倒、沈下等を起こさないよう堅固に固定する措置を講じること。


1 作業手順を定めること。
2 柱頭ブロックは、転倒のおそれがないよう堅固に固定されていることを確認すること。
3 柱頭ブロックが傾斜していないことを確認すること。

5.6.5
移動つり支保工の移動据付け


1 移動時支持台位置の橋体の検討を行い許容荷重内であることを検討すること。
2 支持台を移動するときは、事前にメインガーダーの耐力及び許容最大支持間隔を検討すること。
3 横断こう配の変化によって移動つり支保工に影響がないことを検討すること。
4 移動つり支保工の転倒防止について検討すること。
5 支持台を移動するとき、メインガーダーの重心位置を検討し、その位置を表示すること。
6 つり支保工の縦移動時の逸走防止の措置を講じること。


1 作業手順を定めること。
2 移動据付け時、支保工が水平に保持されていることを確認すること。
3 5.6.3参照

5.6.6
その他工種別作業


3.1〜3.6参照