5.落盤等に関する安全対策
検討事項 |
ランクI |
ランクII |
ランクIII |
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(1) 事前調査 |
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[1] 地質等の調査 |
ボーリング等により精密な調査を行うこと。 |
落盤等発生のおそれのある部分について精密調査を行うこと。 |
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[2] 資料の収集 |
地質調査資料及び周辺における工事記録、災害記録(天災を含む。)等を調査、収集すること。 |
収集するのが望ましい。 |
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(2) 施工中の調査 |
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[1]坑口部 |
地すべり、斜面崩壊等についての観測を行うこと。 |
観測について検討すること。 |
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[2] 断層、破砕帯 |
断層、破砕帯に接近した時点で、先進ボーリング等により地山の状況を確認すること。 |
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[3]土被りの浅い部分 |
地表沈下、トンネル天端沈下等について観測を行うこと。 |
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(3) 掘削作業 |
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[1] 掘削工法 |
地山条件、施工条件に適応した掘削工法、掘削方式を選択し、必要に応じて適切な補助工法を採用すること。 |
不良条件の部分は工法変更や補助工法を検討すること。 |
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[2] 浮石 |
(イ)
鏡、アーチ、土平に分けて入念に点検し、除去すること。 |
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(4) 支保工 |
(イ) 掘削後速やかに吹付けコンクリートを実施すること。 |
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[1] 吹付けコンクリート |
(ロ) 必要により鏡の吹付けコンクリートを実施すること。 |
不良地質の部分で検討すること。 |
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(ハ) 必要により二次吹付けコンクリートを実施すること。 |
不良地質の部分で検討すること。 |
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(ニ) 溶接金網等により吹付けコンクリートの補強を行うこと。 |
不良地質の部分で検討すること。 |
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[2] ロックボルト |
(イ)
ロックボルトは、地山条件に適応し、定着力と施工性に優れた形式のものとすること。 |
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(ハ)
切羽での鏡止め、水平補強ボルト等の使用を検討すること。 |
不良地質の部分で検討すること。 |
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[3] 鋼製支保工 |
(イ) 建込間隔を狭くすること。 |
不良地質の部分で狭くすること。 |
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(ロ) 部材断面を大きくすること。 |
不良地質の部分で大きくすること。 |
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(ハ) 地山条件に適合した底板、皿板を使用すること。 |
不良地質の部分で適合した底板、皿板を使用すること。 |
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(ニ) 支保工の形状について検討すること。 |
不良地質の部分で形状を検討すること。 |
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[4] 鋼製支保工 (矢板工法) |
(イ) 建込間隔を狭くすること。 |
不良地質の部分で狭くすること。 |
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(ロ) 部材断面を大きくすること。 |
不良地質の部分で大きくすること。 |