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別紙

廃棄物処理事業等において発生したクロルピクリン中毒災害事例
番号
発生年月
都道府県
被災者数
発    生    状    況
1
平成10年7月
山形
15名
 ごみ収集車からごみを排出する際、ごみピットの付近にいた作業者がクロルピクリンによる眼の痛みや中毒症状を示した。
2
平成12年5月
長野
4名
 清掃センターの不燃ごみ処理工場内において、清掃車からごみをピットに投入する作業をしていたところ、清掃車の1台の積載ごみに農薬のクロルピクリンが混入しており、そのままピット内に投入されたため、付近で作業をしていた4名が中毒となった。
3
平成13年4月
岩手
2名
 ごみ収集車により破砕不燃物の積込み作業を行っていたところ、破砕不燃物中に入っていた農薬のクロルピクリンにより作業者が目や喉の痛みを訴えた。
4
平成14年3月
高知
1名
 一般廃棄物の最終処分場において、作業者が不燃ごみの袋の内容物を確認するために開封したところ、クロルピクリンの容器とその残液が漏れていたため、発散した蒸気を吸い込み頭痛、嘔吐等の中毒症状を訴えた。
5
平成14年6月
兵庫
8名
 不燃ごみの収集作業において、木箱入りのガラスビンの1本をごみ収集車に投入した際にビンが割れ刺激臭がして、作業をしていた3名が眼の痛み、吐き気、めまい等の症状を訴えた。さらに、このごみ収集車を洗車場で水洗した際に付近にいた作業者も含め5名が体調不良を訴えた。後にビンの内容物の分析によりクロルピクリンと判明した。
6
平成14年11月
宮崎
3名
 ごみ収集車により不燃ごみの収集を作業者2名で行っていたところ、頭痛、めまい、眼、喉の痛み、咳き込み等の症状を訴え、これを見て事業場に災害の通報をした運転手も同様の症状を訴えた。後にビンの内容物の分析によりクロルピクリンと判明した。
7
平成16年6月
茨城
2名
金属類の再処理を行う事業場内において18リットル缶を解体するためにリフティングマグネット付きの油圧ショベルで潰した際、缶の中に入っていた液体が霧状に噴出し、近くで作業していた作業者が蒸気を吸い込み中毒となった。缶のラベルは剥がされていたが、持ち込まれた缶数本の中には農薬(クロルピクリン)が入っていた。