別紙2

中小零細規模事業場集団リスクアセスメント研修事業のご案内


1. 趣旨・目的
  生産工程等の多様化・複雑化が進展し、事業場内の危険性や有害性が多様化していることから、事業
 場内の危険・有害要因が見えにくくなっています。
  リスクアセスメントは、作業に伴う危険性や有害性を見つけ出し、これを除去、低減するための手法
 で、確実に、効果的に労働災害を防止できます。
  そこで、中小零細規模事業場にリスクアセスメントが円滑に導入・実施されるよう、労働災害発生率
 の高い業種を対象として、リスクアセスメントに関する実践的な研修を実施することで、少しでも災害
 防止に役立てられることを考えています。

2. 研修対象者
   労働者数50人未満規模の中小零細規模事業場において安全衛生管理に責任を持っている方(各事業場か
 らお一人の参加でお願いします。)

3. 研修カリキュラム内容
 (1) リスクアセスメントの基本に関する座学研修(3時間30分)
科目 範囲 時間
労働安全衛生法におけるリスクアセスメントの目的と意義
  1. [1] 労働安全衛生法上の位置づけと指針
  2. [2] リスクアセスメントの目的
  3. [3] リスクアセスメントの考え方
1時間
リスクアセスメントの進め方
  1. [1] リスクアセスメントの手順
  2. [2] リスクアセスメントの方法
  3. [3] リスクの低減対策
1時間
リスクアセスメントの進め方の演習
  1. [1] 危険源の特定、リスクの見積もり、評価
  2. [2] リスク低減措置の検討と実施
1時間30分
  次回の実践研修までの間に次の事項を課題として事業場内で実施していただきます。
   [1] RAの実施体制を整える。
   [2] 事業場内の安全委員会等で審議する。
   [3] 作業現場を特定の上、リスクの見積からリスクアセスメント実施

 (2) 演習中心の実践研修(4時間)
科目 範囲 時間
自社で実施したリスクアセスメントの発表、評価 1事業場10分程度で、実施方法と問題点、解決方法について発表、評価 2時間
効果的なリスク低減措置の実施の演習と討議 リクアセスメントを実施の上、効果的なリスク低減措置を行う演習課題を行った後、グループ討議を行う 。 2時間