職場の喫煙対策事例 安全衛生情報センターへ
喫煙対策ガイドラインの普及度にかかる調査結果
 
調査項目

1 回答頂いた事業場に関する事項
2 喫煙対策・喫煙ガイドラインについて
3 受動喫煙による健康障害について
4 喫煙対策の取組について
5 空気清浄機の換気の必要性について
6 喫煙対策の今後の方針について
4.喫煙対策の取組について
  4-(1) 喫煙対策の取組状況
 
4-(1) 喫煙対策の取組状況
 
取り組んでいると答えた事業場が78.7%と非常に大半を占めるが、取組んでいないと答えている事業場も未だ19.3%と多い。
  4-(2)(1)で取り組んでいるとした事業場からの回答
    ア 「職場における喫煙対策のためのガイドライン」に基づく対策
ア 「職場における喫煙対策のためのガイドライン」に基づく対策
問4(1)で喫煙対策に取り組んでいると回答した事業場について、ガイドラインに基づいた喫煙対策を行っているとした事業場は38.1%にとどまり、基づいていないと答えた事業場は半数を超えている。
    イ 喫煙対策の実施状況
イ 喫煙対策の実施状況
喫煙対策に取組んでいる事業場で最も多いのは、屋外排気型ではないが喫煙コーナーを設置するという方法になっている。次点が全館禁煙であり、またその次が屋外排気型ではない喫煙室となっている。
    ウ イで「全館禁煙にしている」とした事業場からの回答
ウ イで「全館禁煙にしている」とした事業場からの回答
全館禁煙の喫煙場所は、屋外に喫煙場所を設置している場合が65.2%で一番多く、次に敷地内全面禁煙と続いている。
    エ 空気環境測定について
      A.職場の浮遊粉じん濃度(0.15mg/m3
A.職場の浮遊粉じん濃度
粉じん濃度を測定している事業場は16.8%とまだ少なく、逆に測定していないと答えた事業場は74.6%にのぼった。
      a.Aの測定場所(複数回答可)
a.Aの測定場所(複数回答可)
粉じん濃度の測定場所は、非喫煙場所で行うという回答が一番多い。
      B.職場の一酸化炭素濃度
B.職場の一酸化炭素濃度
一酸化炭素濃度を測定していると回答した事業場が16.9%で粉じんを測定している事業場の割合16.8%と近い結果になり、ともに低い値を示している。
      b.Bの測定場所(複数回答可)
b.Bの測定場所(複数回答可)
粉じん濃度の測定場所は、非喫煙場所で行うという回答が一番多い。
      C.喫煙室等に向かう気流の風速
C.喫煙室等に向かう気流の風速
喫煙室等に向かう気流の風速の測定については、粉じん(16.8%)や一酸化炭素濃度(16.9%)を測定している事業場よりも、実施している事業場が圧倒的に少ないことが分かる。
  4-(3) (1)で取り組んでいないとした事業場からの回答
      A.取り組んでいない理由
A.取り組んでいない理由
喫煙対策に取組んでいない理由としては、喫煙室又は喫煙コーナーを設けるスペースがない、と回答した事業場が一番多かった。これに次いで社内の合意が得られない、取り組む必要が感じられないという取り組み姿勢に関する問題も目立っている。
      B.スペースを取らずに安価な喫煙室又は喫煙コーナーの設置
B.スペースを取らずに安価な喫煙室又は喫煙コーナーの設置
省スペースで安価な喫煙室に関しても、設置を検討すると回答した事業場と検討しないとした事業場の数は半々くらいであった。