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(平成25年7月1日 自主検査指針公示第19号により廃止) 4.7 せん孔機
検査項目  | 
    検査方法  | 
    判定基準  | 
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| 4.7.1 原動機  | 
    ディーゼルエンジン | 共通事項1.1.1 ディーゼルエンジンの検査方法及び判定基準を適用すること。 | ||
| 4.7.2 動力伝達装置  | 
    (1) 流体継手 | [1] 
    作動させて異音の有無を調べる。 [2] ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。 [3] 油漏れの有無を調べる。  | 
    [1] 異音がないこと。 [2] 油量が適正で、著しい汚れがないこと。 [3] 油漏れがないこと。  | 
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| (2) Vプーリー | [1] 
    き裂、損傷及び変形の有無を調べる。 [2] 取付けボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。  | 
    [1] 
    き裂、損傷又は著しい変形がないこと。 [2] 緩み又は脱落がないこと。  | 
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| (3) Vベルト ・ポンプ駆動用 ・ウインチ駆動用  | 
    [1] たわみを調べる。 [2] 損傷及び摩耗の有無を調べる。  | 
    [1] 
    メーカーの指定する基準値内であること。 [2] 著しい損傷又は摩耗がないこと。  | 
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| 4.7.3 走行装置 4.7.4 制動装置  | 
    下部走行体 (クローラ式)  | 
    共通事項1.4 下部走行体(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 | ||
| 4.7.5 作業装置  | 
    (1) ウインチ | [1] 
    作動させて異常振動、異音及び異常発熱の有無を調べる。 [2] ブレーキ及びクラッチの作動状態を調べる。 [3] ドラムのき裂、変形及び摩耗の有無を調べる。[4] バンドのき裂及び変形並びにライニングの摩耗の有無を調べる。  | 
    [1] 
    異常振動、異音又は異常発熱がないこと。 [2] 正常に作動すること。 [3] き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。 [4] き裂又は変形がなく、著しい摩耗がないこと。  | 
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| (2) ウインチ減速機 | [1] 
    作動させて異音の有無を調べる。 [2] チェーンの損傷及び摩耗の有無並びに伸びを調べる。 [3] スプロケットの損傷及び摩耗の有無を調べる。 [4] ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。 [5] ケースからの油漏れの有無を調べる。  | 
    [1] 異音がないこと。 [2] 損傷又は著しい摩耗がなく、伸びはメーカーの指定する基準値内であること。 [3] 損傷又は著しい摩耗がないこと。 [4] 油量が適正で、著しい汚れがないこと。 [5] 油漏れがないこと。  | 
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| (3) ウインチ操作装置 | a マスターシリンダー | [1] 
    レバーを反復操作し、油漏れの有無を調べる。 [2] リザーバータンク内の油量及び油の汚れの有無を調べる。  | 
    [1] 油漏れがないこと。 [2] 油量が適正で、著しい汚れがないこと。  | 
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| b パワーシリンダー | 圧力をかけた状態をしばらく保持し、油漏れの有無を調べる。 | 油漏れがないこと。 | ||
| c ロッド、リンク及びケーブル類 | [1] 
    損傷及びクランプの緩みの有無を調べる。 [2] クラッチ及びブレーキを反復作動させ、連結部の緩み及びがたの有無並びに割りピンの欠損の有無を調べる。  | 
    [1] 
    損傷又は緩みがないこと。 [2] 緩み又はがたがなく、割りピンの欠損がないこと。  | 
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| d ホース及びパイプ | [1] 
    圧力をかけ、油漏れの有無を調べる。 [2] 損傷、ひび割れ及び老化の有無を調べる。 [3] ホースクランプ、パイプ支持部の取付けボルト及びナットの緩み及び脱落並びに車体その他の部分との干渉の有無を調べる。  | 
    [1] 油漏れがないこと。 [2] 著しい損傷、ひび割れ又は老化がないこと。 [3] 緩み又は脱落がなく、干渉がないこと。  | 
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| (4) ブーム | a ブーム | [1] 
    き裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 [2] 取付けピン及び固定ピンの摩耗量を調べる。 [3] シープの溝部及びフランジ部の摩耗の有無を調べる。 [4] シープのピン及び軸受の摩耗の有無を調べる。[5] はしご、手すり及び踊り場の損傷及び変形の有無を調べる。 [6] ブームステーの変形及び摩耗の有無を調べる。  | 
    [1] 
    き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。 [2] メーカーの指定する基準値内であること。 [3] 著しい摩耗がないこと。 [4] 著しい摩耗がないこと。 [5] 損傷又は変形がないこと。 [6] 著しい変形又は摩耗がないこと。  | 
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| b キャリッジ | [1] 
    損傷及び摩耗の有無を調べる。 [2] ストッパーの作動の適否を調べる。 [3] 緩衝機の平ばねのへたりの有無を調べる。  | 
    [1] 
    損傷又は著しい摩耗がないこと。 [2] 正常に作動すること。 [3] へたりがないこと。  | 
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| c 排土板 | き裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 | き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。 | ||
| d クラウンヘッド | [1] 
    変形及び摩耗の有無を調べる。 [2] クラウンポール及びピンの摩耗の有無を調べる。  | 
    [1] 
    著しい変形又は摩耗がないこと。 [2] 著しい摩耗がないこと。  | 
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| e シュート | き裂及び変形の有無を調べる。 | き裂又は著しい変形がないこと。 | ||
| (5) チュービング装置 | a クランピングユニット | [1] 
    き裂及び変形の有無を調べる。 [2] 連結用のピン及びブシュの変形及び摩耗の有無を調べる。 [3] 取付け部の変形及び摩耗の有無を調べる。 [4] 締付けシリンダーを作動させ、チューブの締めしろを調べる。  | 
    [1] 
    き裂又は著しい変形がないこと。 [2] 著しい変形又は摩耗がないこと。 [3] 著しい変形又は摩耗がないこと。 [4] 適正であること。  | 
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| b アーム | [1] 
    き裂及び変形の有無を調べる。 [2] 揺動シリンダーの取付けボルトの緩みの有無を調べる。  | 
    [1] 
    き裂又は著しい変形がないこと。 [2] 緩みがないこと。  | 
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| c 下部ガイド | [1] 
    き裂及び変形の有無を調べる。 [2] ガイドピン及びコッタの緩みの有無を調べる。  | 
    [1] 
    き裂又は著しい変形がないこと。 [2] 緩みがないこと。  | 
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| (6) 旋回装置 | a クランピングユニット | (5) チュービング装置の、aクランピングユニットの検査方法及び判定基準を適用すること。 | ||
| b 減速機 | [1] 
    作動させて異音の有無を調べる。 [2] ピニオン及びギヤの損傷及び摩耗の有無を調べる。 [3] ケースのき裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 [4] スライド部のき裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 [5] ボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。 [6] ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。 [7] ケースからの油漏れの有無を調べる。  | 
    [1] 異音がないこと。 [2] 損傷又は著しい摩耗がないこと。 [3] き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。 [4] き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。 [5] 緩み又は脱落がないこと。 [6] 油量が適正で、著しい汚れがないこと。 [7] 油漏れがないこと。  | 
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| c クランプ開閉装置 | [1] 
    タイヤの空気圧を調べる。 [2] タイヤのき裂、変形及び摩耗の有無を調べる。[3] 回転体の損傷及び摩耗の有無を調べる。  | 
    [1] 適正であること。 [2] き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。 [3] 損傷又は著しい摩耗がないこと。  | 
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| (7) ハンマーグラブ | [1] 
    グラブヘッドとクラウンヘッドとの連結状態を調べる。 [2] 作動させてシェルの開閉状態を調べる。 [3] グラブのき裂、損傷、変形及び摩耗の有無を調べる。 [4] シェルのき裂、損傷、変形及び摩耗の有無を調べる。 [5] 取付けボルトの緩み又は脱落の有無を調べる。  | 
    [1] 
    確実に連結されていること。 [2] 正常に作動すること。 [3] き裂、損傷、著しい変形又は摩耗がないこと。 [4] き裂、損傷、著しい変形又は摩耗がないこと。 [5] 緩み又は脱落がないこと。  | 
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| (8) ワイヤロープ | 共通事項1.9 ワイヤロープの検査方法及び判定基準を適用すること。 | |||
| 4.7.6 油圧装置  | 
    (1) 作動油タンク | 共通事項1.2 油圧装置の検査方法及び判定基準を適用すること。 | ||
| (2) フィルター | 〃  | 
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| (3) 配管 (ホース類、高圧パイプ)  | 
    〃  | 
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| (4) 油圧ポンプ | 〃  | 
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| (5) 油圧モーター | 〃  | 
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| (6) 油圧シリンダー | 〃  | 
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| (7) 方向制御弁 | 共通事項1.2 油圧装置の検査方法及び判定基準を適用すること。 | |||
| (8) 電磁弁 | 〃  | 
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| (9) 圧力制御弁 | 〃  | 
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| (10) オイルクーラー | 〃  | 
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| (11) アキュムレーター | 〃  | 
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| (12) 回転継手 | 〃  | 
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| (13) 走行関係油圧機器 | 共通事項1.4 下部走行体(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 | |||
| 4.7.7 操作装置  | 
    操作レバー | レバーを操作し、ストロークの適否及びがたの有無を調べる | ストロークが適正で、著しいがたがないこと。 | |
| 4.7.8 安全装置 4.7.9 車体関係等  | 
    (1) 前部フレーム | [1] 
    損傷及び変形の有無を調べる。 [2] 揺動シリンダー取付けボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。  | 
    [1] 
    損傷又は著しい変形がないこと。 [2] 緩み又は脱落がないこと。  | 
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| (2) 後部フレーム | [1] 
    き裂、損傷及び変形の有無を調べる。 [2] ボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。  | 
    [1] 
    き裂、損傷また著しい変形がないこと。 [2] 緩み又は脱落がないこと。  | 
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| (3) アウトリガー | [1] 
    前部及び伸び部のアウトリガーを作動させ、引っ掛かり等の異常の有無を調べる。 [2] 構造部の変形及び摩耗の有無を調べる。 [3] 固定ピン部の変形及び摩耗の有無を調べる。 [4] 前部リガーのフートアセンプリーの締付けボルトの緩みの有無を調べる。 [5] 後部リガーのインナーボックスのがたの有無を調べる。  | 
    [1] 
    円滑に作動すること。 [2] 著しい変形又は摩耗がないこと。 [3] 著しい変形又は摩耗がないこと。 [4] 緩みがないこと。 [5] 著しいがたがないこと。  | 
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| (4) 表示板 | 構造規格に規定された表示板その他の注意・指示銘板等の損傷の有無及び取付け状態を調べる。 | 損傷がなく、適正に取付けられていること。 | ||
| (5) 警音器 | スイッチを操作し、作動の適否及び取付け状態を調べる。 | 正常に作動し、適正に取付けられていること。 | ||
| (6) 計器類 ・油圧計 ・水温計 ・電流計 等  | 
    エンジンを作動させた状態で各計器の作動状態を調べる。 | 正常に作動すること。 | ||
| (7) 
    下部架台フレーム及びブラケット クローラフレームを含む。  | 
    共通事項1.4 下部走行体(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 | |||
| (8) 給油脂 [全体]  | 
    各部の給油脂状態を調べる。 | 給油脂が十分であること。 | ||
| 4.7.10 総合テスト  | 
    走行及び作業テストを行い、機能を調べる。 | 各装置が正常に作動し、異常振動、異音又は異常発熱がないこと。 | ||