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5  巻上機械装置

検 査 項 目

検 査 方 法

判 定 基 準

5.1
電動機

取付け脚部

[1] 取付け脚部のき裂の有無を調べる。
[2] 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。

[1] き裂がないこと。
[2] 緩み又は脱落がないこと。

5.2
軸継手

(1)キー及びキー溝

[1] キーの緩み、抜け出し及び変形の有無を調べる。
[2] キー溝のき裂及び変形の有無を調べる。

[1] 緩み、抜け出し又は著しい変形がないこと。
[2] き裂又は著しい変形がないこと。

(2)軸 心

軸継手を作動させ、周振れ及び面振れの有無を調べる。

著しい周振れ又は面振れがないこと。

(3)皮(ゴムブシュ)

緩み、変形及び摩耗の有無を調べる。

緩み、著しい変形又は摩耗がないこと。

(4)歯車形軸継手

給油状態及び油漏れの有無を調べる。

給油が適正で、油漏れがないこと。

(5)チェン形軸継手

給油状態を調べる。

給油が適正であること。

(6)ボルト及びナット

ボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。

緩み又は脱落がないこと。

5.3
ブレーキ

(1)ブレーキ

ブレーキの効き具合を調べる。

片効き等がなく、効き具合が適正であること。

(2)電磁ブレーキ

電磁石の作動状態を調べる。

異音又は異臭がなく、作動が円滑であること。

(3)押上機ブレーキ

[1] ロッドの曲がりを調べる。
[2] 油漏れの有無及び油量の適否を調べる。

[1] 著しい曲がりがないこと。
[2] 油漏れがなく、油量が適正であること。

(4)油圧式ディスクブレーキ

[1] 油量の適否及び油漏れの有無を調べる。
[2] 油圧ユニット及びディスクの作動状態並びに摩耗及び損傷の有無を調べる。
[3] ディスクの取付け部の緩みの有無を調べる。
[4] ホース、パイプ及びジョイント部の油漏れ及び損傷の有無を調べる。
[5] 連結部及びクランプの取付け状態を調べる。

[1] 油量が適正で、油漏れがないこと。
[2] 作動が確実で、部材に著しい摩耗又は損傷がないこと。
[3] 緩みがないこと。
[4] 油漏れ又は損傷がないこと。
[5] 緩みがないこと。

(5)電磁式ディスクブレーキ

[1] 電磁石の作動状態を調べる。
[2] ディスクの作動状態並びに摩耗及び損傷の有無を調べる。
[3] ディスクの取付け部の緩みの有無を調べる。

[1] 異音又は異臭がなく、作動が円滑であること。
[2] 作動が確実で、部材に著しい摩耗又は損傷がないこと。
[3] 緩みがないこと。

(6)機械ブレーキ

[1] 油量の適否及び油漏れの有無を調べる。
[2] ケースのき裂の有無を調べる。
[3] つめ及びつめ車の噛み合い状態の異常の有無を調べる。
[4] つめ及びつめ車の歯の摩耗、かじり及び損傷の有無を調べる。
[5] 歯車の噛み合い状態の異常の有無を調べる。
[6] 歯車のき裂、摩耗及び損傷の有無を調べる。
[7] ケースの取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。
[8] 油の汚れの有無を調べる。

[1] 油量が適正で、油漏れがないこと。
[2] き裂がないこと。
[3] 巻下け時に確実に噛み合うこと
[4] 著しい摩耗、かじり又は損傷がないこと。
[5] 片当たりがなく、噛み合い深さが適正であること。
[6] き裂、著しい摩耗又は損傷がないこと。
[7] 緩み又は脱落がないこと。
[8] 著しい汚れがないこと。

(7)ブレーキドラム及びブレーキシュー

[1] ドラムの取付け部(キー、ボルト、カップリング等)の緩みの有無を調べる。
[2] ライニングのはく離、摩耗及び損傷の有無を調べる。
[3] ピンのさび付き及びばねの衰損の有無を調べる。
[4] ドラムとライニングとのすき間の適否を調べる。
[5] ドラムのき裂、摩耗及び損傷の有無を調べる。

[1] 緩みがないこと。
[2] はく離、著しい摩耗又は損傷がないこと。
[3] さび付き又は衰損がないこと。
[4] すき間が適正であること。
[5] き裂、著しい摩耗又は損傷がないこと。

(8)ストローク及びトルクの調整機構

[1] ストローク及びトルクの調整機構の異常の有無を調べる。
[2] レバー、ピン、ロッド及びねじのき裂、摩耗及び曲がりの有無を調べる

[1] 調整量が適正で、作動が円滑であること。
[2] き裂、著しい摩耗又は曲がりがないこと。

(9)取付けボルト

ボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。

緩み又は脱落がないこと。

5.4
歯車類

(1)歯 車

[1] 異音、発熱及び振動の有無を調べる。
[2] 歯面の摩耗及び損傷の有無を調べる。
[3] ボス、アーム、歯等のき裂、変形及び損傷の有無を調べる。
[4] キーの緩み、抜け出し及び変形の有無を調べる。
[5] キー溝のき裂及び変形の有無を調べる。
[6] 歯当たり及び噛み合い状態の異常の有無を調べる。[7] 給油状態を調べる。

[1] 異音、著しい発熱又は振動がないこと。
[2] 著しい摩耗又は損傷がないこと。
[3] き裂、著しい変形又は損傷がないこと。
[4] 緩み、抜け出し又は著しい変形がないこと。
[5] き裂又は著しい変形がないこと。
[6] 片当たりがなく、噛み合い深さが適正であること。
[7] 給油が適正であること。

(2)ギヤケース

[1] き裂、変形及び損傷の有無を調べる。
[2] 油量の適否及び油の汚れの有無を調べる。
[3] 油漏れの有無を調べる。
[4] 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。

[1] き裂、著しい変形又は損傷がないこと。
[2] 油量が適正で、油に著しい汚れがないこと。
[3] 油漏れがないこと。
[4] 緩み又は脱落がないこと。

(3)ギヤカバー

[1] き裂、変形及び損傷の有無を調べる。
[2] 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。

[1] き裂、著しい変形又は損傷がないこと。
[2] 緩み又は脱落がないこと。

5.5

(1)軸

軸の変形及び摩耗の有無を調べる。

著しい変形又は摩耗がないこと。

(2)軸心

軸を作動させ、振れの有無を調べる。

著しい振れがないこと。

(3)キー及びキー溝

[1] キーの緩み、抜け出し及び変形の有無を調べる。
[2] キー溝のき裂及び変形の有無を調べる。

[1] 緩み、抜け出し又は著しい変形がないこと。
[2] き裂又は著しい変形がないこと。

5.6
軸 受

(1)軸受本体

[1] き裂及び損傷の有無を調べる。
[2] 給油状態を調べる。

[1] き裂又は損傷がないこと。
[2] 給油が適正であること。

(2)すべり軸受

[1] ブシュの摩耗の有無を調べる。
[2] 無負荷及び負荷状態における焼き付き及び発熱の有無を調べる。

[1] 著しい摩耗がないこと。
[2] 焼き付き又は著しい発熱がないこと。

(3)ころがり軸受

無負荷及び負荷状態における異音、振動及び発熱の有無を調べる。

異音、異常振動又は著しい発熱がないこと。

(4)取付けボルト

ボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。

緩み又は脱落がないこと。

5.7
ドラム

(1)ドラム本体

[1] き裂、変形及び摩耗の有無を調べる。
[2] ワイヤロープ取付け部の異常の有無を調べる。
[3] 脱索した跡の有無を調べる。
[4] ドラム歯車取付けボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。

[1] き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。
[2] き裂又は変形がなく、取付け金具に緩みがないこと。
[3] 脱索した跡がないこと。
[4] 緩み又は脱落がないこと。

(2)軸及び軸受

[1] き裂及び摩耗の有無を調べる。
[2] 軸用キープレートの変形及び緩みの有無を調べる。
[3] 給油状態を調べる。
[4] ドラムを回転させ、軸受の異音、発熱及び摩耗の有無を調べる。

[1] き裂又は著しい摩耗がないこと。
[2] 変形又は緩みがないこと。
[3] 給油が適正であること。
[4] 異音、異常発熱又は異常摩耗がないこと。

5.8
シーブ(エコライザシーブを含む。)

(1)シーブ本体

[1] き裂、変形及び摩耗の有無を調べる。
[2] 溝の異常の有無を調べる。
[3] 脱索した跡がないか調べる。
[4] キープレート及びノックピンに緩み及び脱落がないか調べる。

[1] き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。
[2] 異常摩耗がないこと。
[3] 脱索した跡がないこと。
[4] 緩み又は脱落がないこと。

(2)軸及び軸受

[1] き裂及び摩耗の有無を調べる。
[2] 給油状態を調べる。
[3] シーブを回転させ、がたつき及び偏心の有無を調べる。

[1] き裂又は著しい摩耗がないこと。
[2] 給油が適正であること。
[3] 著しいがたつき又は偏心がないこと。

(3)ロープの外れ止め

脱索防止金具の脱落及び変形の有無を調べる。

脱落又は変形がないこと。

(4)エコライザシーブのつり金具

き裂及び変形の有無を調べる。

き裂又は変形がないこと。

5.9
ワイヤロープ

(1)ロープの構成等

[1] ロープの構成及び径が仕様と相違ないかを調べる。
[2] ロープの長さが最低リフトに下げた時、ドラムに2巻き以上残るかを調べる。

[1] 仕様と相違ないこと。
[2] 2巻き以上残っていること。

(2)ロープの状態

[1] ロープの素線の切断、直径の減少、キンク形崩れ及び腐食の有無を調べる。
[2] 高熱作業用のロープにあっては、構成の適否を調べる。
[3] 索端の加工部分の異常の有無並びに端末金具の損傷、緩み及び脱落の有無を調べる。
[4] 乱巻きの有無を調べる。
[5] 給油状態を調べる。
[6] ロープへの砂、ほこり、水分等の付着の有無を調べる。

[1] 1よりの間において、素線の数の10%以上の素線が切断していないこと、直径の減少が公称径の7%以下であること及び著しい形崩れ又は腐食がないこと。
[2] 用途に適した構成であること。
[3] 素線の切断、著しい腐食又は形崩れがなく、端末金具に損傷、緩み又は脱落がないこと。
[4] 乱巻きがないこと。
[5] 給油が適正であること。
[6] 砂、ほこり、水分等の付着がないこと。

(3)ロープの機体等への接触の状態

[1] 機体その他への接触の有無を調べる。
[2] エコライザシーブに接触している部分の異常の有無を調べる。

[1] 接触がないこと。
[2] 素線の切断、著しい摩耗又は形崩れがないこと。

5.10
フックブロック

(1)フック本体

[1] フックのき裂、変形及び摩耗の有無を調べる。
[2] フックの回転(ころがり軸受)の状態及びフックのねじ部のがたの有無を調べる。
[3] フックの口の開きの異常の有無を調べる。
[4] 給油状態を調べる。

[1] き裂、著しい変形又は摩耗がないこと。
[2] 円滑に回転し、ねじ部に著しいがたがないこと。
[3] 著しい口の開きの増加がないこと。
[4] 給油が適正であること。

(2)キープレート、ボルト、ナット、ピン等

[1] フックナットの回り止めの脱落、緩み及び変形の有無を調べる。
[2] キープレート及びノックピンの緩み、変形及び脱落の有無を調べる。
[3] サイドプレート等のき裂及び変形の有無を調べる。
[4] ボルト、ナット、割ピン等のき裂、脱落及び変形の有無を調べる。
[5] 玉掛ワイヤロープの外れ止め装置のき裂及び変形の有無を調べる。
[6] フックブロックの摩耗及び変形の有無を調べる。

[1] 脱落、緩み又は著しい変形がないこと。
[2] 緩み、変形又は脱落がないこと。
[3] き裂又は著しい変形がないこと。
[4] き裂、脱落又は著しい変形がないこと。
[5] き裂又は著しい変形がないこと。
[6] 著しい摩耗又は変形がないこと。