法令 安全衛生情報センター:ホームへ
ホーム > 法令・通達(検索) > 法令・通達

4  附属装置及び附属品

検査項目

検査方法

判定基準

4.1
過熱器
過熱器管及び管寄せ 過熱蒸気の温度を調べる。 正常な温度範囲内にあること。
4.2
節炭器(エコノマイザ)
管等 ※[1] 水漏れ、割れ、損傷、腐食及び汚れの有無を調べる。
[2] 入口と出口の給水温度差を調べる。
[1] 水漏れ、割れ、損傷、著しい腐食又は汚れがないこと。
[2] 温度差に異常がないこと。

4.3




4.3.1
伝熱式(管形)空気予熱器
管等 ※[1] 割れ、空気の漏れ、損傷、つまり、腐食及び汚れの有無を調べる。
[2] 入口と出口の空気温度差を調べる。
[3] 入口と出口の排ガス圧力差を調べる。
[1] 割れ、漏れ、損傷、詰まり、著しい腐食又は汚れがないこと。
[2] 温度差に異常がないこと。
[3] 圧力差に異常がないこと。
4.3.2
再生式空気予熱器
(1)回転体 異常振動、きしみ、垂下、詰まり、損傷、腐食及び汚れの有無を調べる。 異常振動、きしみ、垂下、詰まり、損傷、腐食又は汚れがないこと。
(2)軸受部 過熱及び潤滑油の漏れの有無を調べる。 過熱又は漏れがないこと。
(3)駆動用モータ 負荷変動の状態を調べる。 異常な負荷変動がないこと。

4.4
水処理装置

(1)樹脂 [1] 硬度指示薬を用いて、常用処理水量における処理水の硬度を調べる。
[2] 汚れ、細粒化及び目詰まりの有無を調べる。
[3] 樹脂量を調べる。
[1] 処理水が漏出点を超えていないこと。
[2] 著しい汚れ、細粒化又は目詰まりがないこと。
[3] 著しい減少がないこと。
(2)樹脂塔、配管、ストレーナ等 水漏れ、腐食及び詰まりの有無を調べる。 水漏れ、著しい腐食又は詰まりがないこと。
(3)操作部(ロータリバルブ) [1] 摩耗、ゴム板の破れ及び硬度のリークの有無を調べる。
[2] 作動状態を調べる。
[1] 摩耗、破れ又は硬度のリークがないこと。
[2] 円滑に作動すること。
(4)自動制御装置 処理工程の順序及び各処理段階の処理時間を調べる。 順序及び処理時間が正常であり、設定値どおりに処理されていること。
(5)薬液溶解槽、かくはん機、附属タンク及びポンプ [1] 塩水の漏れ、配管の腐食及び塩水バルブの固着の有無を調べる。
[2] 原水圧力又はポンプ圧力を調べる。
[1] 漏れ、腐食又は固着がないこと。
[2] 所定の範囲内にあること。
4.5
給水ポンプ
(1)回転部 異常音及び異常振動の有無を調べる。 異常音又は異常振動がないこと。
(2)グランド部 [1] メカニカルシールについては、水漏れ及び異常昇温の有無を調べる。
[2] グランドパッキンシールについては、異常昇温の有無及び水封の状態を調べる。
[1] 水漏れ又は異常昇温がないこと。
[2] 異常昇温がなく、水の滴下が適度であり、グランドパッキンシールの締め代に余裕があること。
(3)軸受 異常振動、油漏れ及び過熱の有無並びに給油状態を調べる。 異常振動、油漏れ又は過熱がなく、油量及び油質が適正であること。
(4)流量計、圧力計等 [1] 電流値及び給水状態を調べる。
[2] ポンプの吐出圧力を調べる。
[1] 電流値が定格値であり、給水状態が正常であること。
[2] 所定の範囲内にあること。
4.6
給水タンク
低水位表示 低水位にして、低水位の表示及び警報の異常の有無を調べる。 異常がないこと。
4.7
安全弁逃がし弁及び逃がし管
(1)弁 蒸気及び温水の漏れの有無を調べる。 漏れがないこと。
(2)取付け部 蒸気及び温水の漏れ、取付けボルトの緩み、さび並びに汚れの有無を調べる。 漏れ、緩み、著しいさび又は汚れがないこと。
(3)排気管等 詰まり及び腐食の有無並びに取付け状態を調べる。 詰まり又は著しい腐食がなく、取付けに無理がないこと。
(4)逃がし管 水漏れ及び詰まりの有無を調べる。 水漏れ又は詰まりがないこと。

4.8


4.8.1
管部
(1)管 水及び蒸気の漏れ、損傷、曲がり、並びに腐食の有無を調べる。 漏れ、損傷、異常な曲がり又は著しい腐食がないこと。
(2)伸縮継手及び管支え金具 損傷の有無及び伸縮機能を調べる。 損傷がなく、伸縮が正常であること。
(3)ドレン抜き ドレンのたまりの有無を調べる。 たまりがないこと。
4.8.2
弁及び接合部
グランド部及びフラン部等 水及び蒸気の漏れ、損傷並びにボルトの緩みの有無を調べる。 漏れ、損傷又は緩みがないこと。
備考  ※印を付した検査は、当該ボイラーの関係部分の作動を停止し、安全を確認した上で実施すること。