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7.覆工

基本的事項

評価内容

(1) 覆工コンクリート

 
 

[1] 計画

・ 次の内容に適合したものとすること。

項 目

内 容

形状

使用目的に適合し、土圧等の作用荷重に有効に耐え得るものであること。

巻厚

地下水圧、トンネル断面の大きさ及び形状、地質、土被り、偏圧、施工性等を考慮すること。

配合(材料)

(イ) 地質、土圧等を考慮して強度を定めること。
(ロ) 各種材料の配合が適切であること。

ひび割れ対策

有効な対策を講じること。

 

[2]型わく及び型わく支保工

 

・ 組立図が用意され、施工法に応じた強度を有するものとすること。
・ 作業手順を定めること。

 

[3] コンクリート打設

・ 作業主任者を選任すること。
・ 打設計画に見合った能力を有する打設設備を選定すること。
・ 作業計画を作成し、関係労働者に周知すること。
・ 強度試験、スランプ試験等による品質管理基準を定めること。

(2) インバート

 
 

[1] 計画

・ 地山の状況に応じて、インバートによる断面の閉合について検討すること。

[2] 施工

・ 打設時期、一打設長が適切であること。
・ 打ち継目は、適切な位置・方向であること。

(3) 防水工、排水工

 
 

[1] 計画

・ 地山からの湧水を円滑に排水し、覆工面から漏水が生じないこと。
・ 耐久性、施工性に富み、施工時に破損しない材料を選定すること。

[2] 施工

・ 吹付け面の処理が適切であること。
・ 接合方法が適切であること。
・ 適切な足場を確保すること。
・ 火災防止措置を講じること。

(4) 裏込め注入

・ 覆工背面と地山の間に空隙が生じている場合には、裏込め注入について検討すること。
・ 覆工に偏圧や過大な荷重がかからないような注入圧を設定すること。
・ 注入計画に見合った注入機械・設備を選定すること。
・ 注入作業及び機械工具の取扱い基準を定めること。