(別添4) リスク見積り及びそれに基づく優先度の設定方法の例 1 負傷又は疾病の重篤度 「負傷又は疾病の重篤度」については、基本的に休業日数等を尺度として使用するものであり、以下 のように区分する例がある。 [1]致命的:死亡災害や身体の一部に永久損傷を伴うもの [2]重 大:休業災害(1か月以上のもの)、一度に多数の被災者を伴うもの [3]中程度:休業災害(1か月未満のもの)、一度に複数の被災者を伴うもの [4]軽 度:不休災害やかすり傷程度のもの 2 負傷又は疾病の可能性の度合 「負傷又は疾病の可能性の度合」は、危険性又は有害性への接近の頻度や時間、回避の可能性等を考 慮して見積もるものであり(具体的には記の9(3)参照)、以下のように区分する例がある。 [1]可能性が極めて高い:日常的に長時間行われる作業に伴うもので回避困難なもの [2]可能性が比較的高い:日常的に行われる作業に伴うもので回避可能なもの [3]可能性がある:非定常的な作業に伴うもので回避可能なもの [4]可能性がほとんどない:まれにしか行われない作業に伴うもので回避可能なもの 3 リスク見積りの例 リスク見積り方法の例には、以下の例1〜3のようなものがある。