安全衛生情報センター


(参考)熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病の特徴等 糖尿病については、血糖値が高い場合に尿に糖が漏れ出すことにより尿で失う水分が増加し、脱水状態 を生じやすくなること、高血圧症及び心疾患については、水分及び塩分を尿中に出す作用のある薬を内服 する場合に脱水状態を生じやすくなること、腎不全については、塩分摂取を制限される場合に塩分不足に なりやすいこと、精神・神経関係の疾患については、自律神経に影響のある薬(パーキンソン病治療薬、 抗てんかん薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬等)を内服する場合に発汗及び体温調整が阻害されやすくな ること、広範囲の皮膚疾患については、発汗が不十分となる場合があること等から、これらの疾病等につ いては熱中症の発症に影響を与えるおそれがあること。 感冒等による発熱、下痢等による脱水等は、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあること。なお、皮 下脂肪の厚い者も熱中症の発症に影響を与えるおそれがあることから、留意が必要であること。 心機能が正常な作業従事者については1分間の心拍数が数分間継続して180から年齢を引いた値を超える 場合、作業強度のピークの1分後の心拍数が120を超える場合、休憩中等の体温が作業開始前の体温に戻ら ない場合、作業開始前より1.5%を超えて体重が減少している場合、急激で激しい疲労感、悪心、めまい、 意識喪失等の症状が発現した場合等は、熱へのばく露を止めることが必要とされている兆候であること。