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工夫・改善事例

光電スイッチ等の簡易携帯用調整器

業種

輸送用機械等製造業

動機

自動車のボデー、組立等の工程では、製品を次工程へ送るために、テーブルリフター、ドロップリフター等の搬送装置(主に製品の上げ下げ装置)を多く使用している。

これらの搬送装置には、製品を自動で搬入、搬出するために、製品の位置の確認等を行う光電スイッチ、リミットスイッチ、近接スイッチ等の各種スイッチ類が 取り付けられているが、搬送装置の動作、製品の振動等によって、製品位置等の確認不良を起こすので、調整作業が必要となる。

従来、この調整作業には、次のような問題点があった。

  1. ① 光電スイッチの光軸合わせ等の調整作業は、光電スイッチ等についている表示灯を見ながら行うので、電源(NFB)遮断およびキー抜きができず、調整の手順も複雑であった。
  2. ② また、電源(NFB)を入れた状態で光電スイッチ等の調整作業を行うと、制御用のプログラマブル・コントローラー(PC)の内部で暴走が発生した場合、設備が急に動きだし災害を発生させる危険性があった(図52参照)。

内容

設備の電源を遮断し、キースイッチのキーを抜いた状態で光電スイッチの光軸等の調整作業が簡単にできる簡易携帯用調整器を考案、製作した。

本調整器は、乾電池(9V×2本)を電源とし、光電スイッチの光軸、リミットスイッチの動作角度、近接スイッチの取付位置等の各種スイッチ類の調整が表示灯とブザーによりできるようになっている。

本調整器を使用して、光電スイッチの光軸調整を行う手順を以下に示す。

  1. ① 調整が必要な光電スイッチの投光器、受光器に光軸調整用アタッチメントを取り付ける(図54写真505152参照)。
  2. ② 調整器に端子を接続後、受光器の角度等を調整する(写真5354参照)。
  3. ③ 投光、受光表示ランプが点灯し、調整器のブザーが鳴れば調整完了(写真55参照)。
  4. また、本調整器を使用して、リミットスイッチ動作角度の調整(図55参照)、および、近接スイッチ作業距離の調整(図56参照)を行うこともできる。

効果

  1. 搬送装置内において、光電スイッチ、リミットスイッチ、近接スイッチの調整作業を行う際に、電源遮断を確実に実施できるようになるとともに、キースイッチのキーを抜くことにより、第3者が電源を入れる危険性がなくなった。
  2. 調整器の使用により、各種スイッチ類の調整手順が簡単になり、作業ミスの防止に役立っている。
  3. 調整器は近接スイッチ、リミットスイッチ本体の故障の有無のチェックにも利用できる。
  4. 本調整器は搬送装置に限らず、同種のスイッチ類を使用している各種設備にも広く使用できる。

期間

昭和63年3月〜4月

費用

約5万円

特許・実用新案申請の有無

無し

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