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工夫・改善事例

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手押しかんな盤の刃の接触予防装置

業種

その他の木材・木製品製造業

動機

市販されている手押しかんな盤の接触予防装置は、材を加工する際、加工材の後端部分がかんな刃上を通過するとかんな刃が露出し、刃に手が触れる危険がある(写真1)。

内容

この考案は、一般に広く使用されている揺動式接触予防装置(揺動式カバー)に「追っ掛け式カバー」を付加して接触予防装置の機能を改善したものである。

考案の追っ掛け式カバーの内容及び作動については,次のとおりである。

  1. ① 加工材が挿入されていないときは、揺動式カバーでかんな刃が完全に覆われているが、加工材を挿入すると追っ掛け式カバーが押し広げられると同時にエアシリンダーの作動によりこのカバー全体が後方へ移動する(写真2)。
  2. ② 加工材の後端が、後方へ移動した追っ掛け式カバーの先頭の位置を通過すると、カバーが加工材の後端に接触し、追っ掛ける状態で加工材とともに前進する(写真3)。
  3. ③ さらに加工材が前進し、かんな刃の上部を通過し終わるまで追っ掛け式カバーがかんな刃を覆う(写真4)。

効果

本装置により、

  1. 直接かんな刃に手を触れるおそれがなくなった。
  2. 作業者の木材加工用機械に対する安全意識が向上した。

期間

平成7年5月〜平成9年7月

費用

40万円/台

特許・実用新案申請の有無

無し

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