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職場の快適化事例 作業環境

乾燥炉近接作業場で放射熱の防護壁等を設置

業種

電気機械器具製造業

対象

圧縮機製造作業場

内容

対策前の状況

以下2点により作業場所が高温となっていた。

  1. 職場に乾燥炉が隣接しているため乾燥炉周辺の熱気により、作業場所が高温となる。
  2. 空調機による冷風の吹き出しをフレキシブルホースにより行っていたが、冷風が局部的にしか吹き出さず、作業者の作業範囲全般に対応出来ない。

対策

  1. (1)乾燥炉による熱気対策
    乾燥炉の温度を下げる事は品質管理上好ましくないため、乾燥炉外壁の温度を下げる事で検討した結果、乾燥炉外壁の外側に1枚隔壁を設け乾燥炉外壁からの輻射熱を減衰させる事で対応した。
  2. (2)作業範囲全般への冷房対策
    冷風の吹出口を局部的なものからゾーン的なものへと計上変更するとともに、空調能力を増強して対応した。

対策後の状況

  1. (1)隔壁を設けた事により乾燥炉外周に約18℃の温度低下がみられた。
    外気温度 31℃のとき
    ・ 対策前 乾燥炉外壁温度 平均59℃
    ・ 対策後 隔壁温度 平均41℃
  2. (2)作業者の作業範囲に対応した空調を行うことができた。
  3. (3)局部的な冷風からゾーン的な冷風にしたため、作業者の周囲にも冷風が行き渡り、よりいっそうの暑気対策が出来た。

問い合わせ先

中央労働災害防止協会 健康快適推進部

kenko@jisha.or.jp

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