工夫・改善事例

フライス盤用エンドミルカッター切粉払い装置

業種

輸送用機械等製造業

動機

当事業場には、エンドミルカッターのチップ(切削刃)埋め替え作業を行っている職場があるが、エンドミルカッターの刃具は形状が入り組んでいるため、通常の洗浄機による洗浄のみでは、カッターに付着した切粉が十分に落ちないため、圧縮空気によって吹き飛ばしていた。
 この作業方法では、周囲に切粉の粉じんが飛散して作業場を汚染したり、眼、顔、肌等が被災するおそれがあった。
 また、圧縮空気がカッターに当たり、101dbの騒音が発生するなどの労働衛生上の問題点がみられた。

内容

1 現状の粉じんの飛散、騒音の発生などの危険で有害な作業を無くすために、箱型の切粉払い装置を製作し、この中でカッターの切粉払いわ行うようにした。
2 エアーによる切粉払い装置の動作原理
[1] カッター本体をはさむ格好で、エアーノズルが延び、圧縮エアーが流れると、自回転エアーズルがカッターの周囲を回転し、エアーをふきつけて付着した切粉をふき落とす。  圧縮エアーによりふき落とされた切粉は、一旦、受け皿に落ち、微小なものは切粉吸引口より集塵機に吸い込まれる。
[2] 自回転エアーノズル先端の吹き出し口を25度の方向に向けて開けたことにより圧縮エアーの吹き出しによる推進力を得て、ローターを軸に自回転する。

効果

[1] 粉じん発生源が密閉化され、粉じん飛散がなくなっため、作業環境が清潔になった。
[2] 改善後の騒音が測定値75dbと低下した。
 カッター清掃工数、および保護眼鏡・作業台・床面の清掃工数が削減された。

期間

昭和62年2月〜5月

費用

1台当たり 1万5,000円

特許・実用新案申請の有無

無し