電気機械器具製造業
シャフト加工は、多工程のラインで、ワーク（10〜14kg）の運搬作業を一人で行っており、手扱い量は、1日に約2tに達している。
このため、「重いワーク手扱い作業は、疲労が大きい」「無理な姿勢での脱着作業は、腰や腕が痛む」「手扱いのため、挾まれ、切創、落下の危険がある」等の問題点があった（図1）
シャフト加工ラインの見直しを行い、図2のように「ワーク自動供給装置」「ワーク搬送モノレール型コンベヤー」「ワーク反転装置」「ワーク自動脱着装置」を取り付け、加工ラインの改善を図った。（図3、写真1、図4、5、6）
- 自動供給装置により、手扱いがなくなり、「はさまれ」「切創」の災害要因をなくした。
- 台車を使うことで、天井クレーンが不要となり、運搬災害の要因をなくした。
- モノレール搬送とし、ワークの落下危険がなくなり、作業疲労の軽減ができた。
- ムリな作業姿勢がなくなり、腰痛防止対策ができた。
- 生産性が30％向上した。
平成元年7月〜平成2年2月
19万円
無し
