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工夫・改善事例

真空パック包装の安全開口装置

業種

貨物取扱業

動機

真空パック包装されたワイパーブレードを市販のカッターナイフを用いて開梱する作業は、手指を切りそうになるヒヤリハットが多発していた。

そこで大きな災害が発生する前に、安全対策を確立する必要があった。

内容

改善にあたっては、以下の4点に留意した。

  1. ① 手指がカッターナイフの刃に触れないで作業が行えるようにすること。
  2. ② 作業対象品が異なっていても、安全に作業が行えるようにすること。
  3. ③ 特別な技術等を必要とせずに、誰でも同じように作業が行われるようにすること。
  4. ④ 作業能率の著しい低下を招かないこと。

以上の点を踏まえて次のような開口装置を考案した。これまでは、左手でワイパーブレードを作業台の上に固定し、右手でカッターナイフを動かして開封していたものを、開口装置の中にカッターナイフを固定し、当て板を使用してワイパーブレードを動かすことにより開封できるようにしたものである。作業方法は、開口装置にワイパーブレードをセットし、当て板で上から押さえ、ワイパーブレードを右手で手前に引き開口する。

効果

  1. カッターナイフの刃が手指に触れる危険がなくなった。
  2. 作業の能率が上がった。
  3. だれでも同じように作業ができるようになった。
  4. ワイパーブレードを傷つけることがなくなり、作業の質が向上した。

期間

費用

1,100円/個

特許・実用新案申請の有無

 

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