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工夫・改善事例

障害者等に優しい巻物資材取扱い作業ツール(平成18年度 安全・衛生・快適考案部門 金賞)

内容

トヨタ自動車(株)技術部門 井上 浩一 ほか5名

当該事業場では、巻物状の資材(長さは1m程度、直径は最小でも11cm、重量は最低でも5.5kg)を入荷の場所から運搬して管理ラック(棚)に設置する作業があり、当該作業は上肢・下肢に障害がある者が二人作業担当している。

この作業で ①資材を持ち上げる際、資材を落とす、②台車の縦方向(60cm)よりも資材が長いために資材が台車からはみ出し、足に引っかかり転倒する、③管理ラックに設置する際、ラックの位置が高い(135cm)ため、持ち上げる動作が辛く落とす、④ポリプロピレンのシートの穴の内径とフックの外径に差がないために入れづらい、等の問題があった。

そこで、台車の進行方向に、上下に動かすことができる長いアームをつけ、アームを床面に下ろして入荷の場所に置かれている巻物の下に押し込み、その後アームを上げて運搬できるようにすることによって①および②の問題点が解消できた。また、ラックの方も、それぞれの設置場所をいったん下に下ろし、台車で運んだ状態で持ち上げないまま資材をセットした後に上の方(本来の設置場所)へ戻すことができるように改善し、③〜④の問題点を改善できた。

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