安全衛生情報の提供を通じて、広く国民全般の労働安全衛生に対する関心を高め、事業場の安全衛生活動を応援します。

  1. ホーム >
  2. 調査研究情報(平成11年度) >
  3. 産業社会の先進性における精神作業負荷の健康推進への影響 その4

調査研究情報

産業社会の先進性における精神作業負荷の健康推進への影響 その4

調査研究機関・研究者名
代表者
  • 新里 昭保(クリエーティブライフ研究会 理事長)
内容

現代社会の先進性は、様々な分野で利便性・快適性を向上させてきた反面、人間のこころとからだに対するストレスを益々増幅させている。このような環境化において、労働者のこころ(メンタル)とからだ(フィジカル)の健康的条件を管理し健康的生活の確立を図ることは至急の命題となりつつある。特に今後、労働者の職業生活が一層精神的負担比率の大きい作業態様に変化することが予測される中、この精神的負担を客観的且つタイムリーに評価できる手法の確立とその結果から導かれる効果的な対策の提供が、その後の労働者の健康的職業生活全般に大きく寄与するものと思われる。本研究は、平成7年度より行ってきた研究の実績を踏まえ、平成10年度に実施した研究内容についてまとめたものである。

今回は研究を続けてきたストレス度の客観的測定法を、具体的な「こころのゆとり度測定システム」という実験機器としてハード・ソフト面を完成させ、将来の労働者のための効果的なストレスマネージメントツールとして、その採用の可能性について実証を重ね、システム実用化を検討している。

ストレス測定システムの定義として[1]心理計測 [2]パフォーマンス計測 [3]生理計測の技術が研究されている。また心理計測の中で理論の根拠となる心拍ゆらぎについて詳細に述べられている。測定システム機器の定義については図解、写真も取り入れ、わかりやすく説明されている。

参考資料として今回のテーマ「心拍ゆらぎ=RRV軌跡図」による心のゆとり度評価方法について、RRVの計算方法、軌跡分布に関するたくさんの図を載せて判断方法を説明している。

目次
  • はじめに
  • 調査研究の事項とその必要性
  • 研究の推移
  • 精神作業負荷測定システムへの取組み
  • 研究のまとめと今後の課題
  • おわりに
参考資料
参考文献
発行年月
平成11年3月
備考
-

<ご利用する際の留意事項>

各年度に掲載されている報告書等の問い合わせ先等は、報告書等を作成した時のものです。

平成22年度までの調査研究情報は、厚生労働省の委託事業で掲載したものです。

このページの先頭へ戻る

法令・通達

労働災害事例

健康づくり

快適職場づくり

職場のあんぜんサイト外部リンクが開きます
(外部サイトへリンク)

Copyright(C) Japan Advanced InformationCenter of Safety and Health. All Rights Reserved.