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調査研究情報

平成6年度 新素材の製造および使用作業に係る労働衛生対策に関する調査研究委員会報告書

調査研究機関・研究者名
  • 中央労働災害防止協会 労働衛生検査センター
  • 委員長   高田 勗(中央労働災害防止協会 労働衛生検査センター所長)
内容

新素材の製造は、21世紀の産業・経済を支える先端企業の一つである。このため、鉄鋼、非鉄金属、化学、窯業土石などの種々な産業がこの分野に進出している。新素材を大別すると、基本的に[1]無機系新素材、[2]高分子新素材、[3]金属系新素材、[4]複合材料に分類することができる。これらの新素材の中には、10年以上も前に開発され、今日、自動車、家庭用電化製品、建設資材などとして産業および国民生活の中に深く浸透しているものから、未だ開発途上のものまで種々のものがある。

「新素材の製造及び使用に係る労働衛生対策に関する調査研究委員会」では、「従来の素材にない新しい機能・性能を有し、新しい社会的価値を生み出す付加価値の高い素材」という概念のもとで、労働者の健康影響を予防・予測する見地から、今日の産業界ですでに使用されている新素材、または需要増加が期待される新素材を包括的 に調査を行い、その中で、労働衛生学的な評価を必要とする新素材の把握および労働衛生対策上の課題について検討した成果を取りまとめたものである。

新素材の分野別分類は、金属材料として、アモルファス合金、形状記憶合金、水素吸蔵合金、超微粉金属、チタン合金、超電導材料、制振材料、耐熱材料、粉末治金材料、磁性材料(希土類磁石等)、希土類材料等が、高機能高分子材料として、エンジニアリングプラスチック(5大エンプラ、アラミド繊維等スーパーエンプラ)、液晶製樹脂、ポ リマーアロイ、分離膜・医用高分子材料、吸水性樹脂、圧電・焦電・導電性樹脂、化学的機能材料、感光性機能、光学材料、耐熱・絶縁性樹脂が、高機能無機材料として、ICパッケージ、IC基板、コンデンサ素子、圧電素子、ガスセンケ素子、触媒担体、耐熱材、工具材、耐磨耗・耐食材、生体適合材料、超電導材料、光ファイバー、炭素繊維が、複合材料として、FRP(PAN系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、アラミド系炭素繊維、ボロン繊維、ガラス繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、金属繊維)、ERM,FRC(セラミックス、コンクリート)CCコンポジット等となっている。これら新素材と労働衛生に関して文献検索の結果と翻訳が記載されている。更に、ファインセラミックス と高分子材料、シリコンに関しては業界の動向が詳述されている。

目次
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発行年月
平成7年3月
備考
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<ご利用する際の留意事項>

各年度に掲載されている報告書等の問い合わせ先等は、報告書等を作成した時のものです。

平成22年度までの調査研究情報は、厚生労働省の委託事業で掲載したものです。

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