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職場の快適化事例 作業方法

真空パッド付きハンドクレーンで重筋作業を解消

業種

化学工業

対象

ユニットバス入りダンボール積み付け作業

内容

家庭用ユニットバス製造ラインにおいて、最終工程であるユニットバス入りダンボールケースをパレット上に3段に積み上げる作業を、現在男性2人作業で行っているが、重さ35kg、ダンボールのサイズ縦85cm×横70cm×高さ70cmと大きくて持ちにくい。特に3段目に積み上げる時には、胸よりも高い所にさし上げる格好となり、重労働・作業姿勢の面でも大変な作業となっていた。

このため、次のような改善を行った。

  • (1)現在の作業レイアウトはそのままで行う。
  • (2)広い範囲をカバーできるように門型に組み付けた走行部と、ベルト巻き上げ方式による省力機がセットとなったハンドクレーンを採用する。
  • (3)ダンボールの上面を真空で吸着させる治具を製作した。
  • (4)作業者を限定しなくても、誰でも楽に作業ができる様にした。

改善の結果、現在この作業は、わずかな操作力(約3kg)をハンドクレーンに加えるだけで可能となり、腰痛問題はなくなった。また、予定外の効果として商品の欠陥もなくなり、作業スピードも速くなって、生産性・品質面でも良い成果が出た。

問い合わせ先

中央労働災害防止協会 健康快適推進部

kenko@jisha.or.jp

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