7月は「熱中症予防強化月間」です。
毎年、職場や学校などでさかんに熱中症対策が行われていますが、本格的な暑さを迎える前から、熱中症による死亡災害が発生しています。気温が急に上昇した日など暑さにからだが慣れていないとき、湿度が高く蒸し暑い日などは、特に注意が必要です。
令和4(2022)年の熱中症による死傷者数(速報値)は、死亡者28人、休業4日以上の死傷者805人となっています。令和3(2021)年と比べ死傷者数、死亡者数ともに増加しました。
厚生労働省と中央労働災害防止協会(中災防)をはじめとする労働災害防止団体などは、平成29年に「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」(5月〜9月)をスタートさせ、対策の徹底を呼びかけてきました。今年も、職場における熱中症対策の徹底を図るため、今年も熱中症予防強化月間の7月を重点取組期間とし、官民を挙げてキャンペーンを展開します。実施要綱では、①日本産業規格に適合したWBGT値(暑さ指数)指数計によるWBGT値の把握・評価、②暑熱環境下における作業に対する作業計画の策定、③定期的な水分および塩分の摂取の徹底、④異変を感じた際の措置など、熱中症を防ぐ上で事業場が実施すべきことを具体的に挙げています。
また、それぞれの職場で、労働者の日常の健康管理、作業開始前の健康状態及び暑熱順化の状況の確認などを求めています。
中災防でも、ホームページに「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の特設サイトを設けて、熱中症関連情報やリーフレットを掲載しています。特設サイトでは、熱中症に関するニュース、行政発表資料、災害事例情報などのほか、現在中災防が実施している研修・セミナーのほか、参考図書・用品も紹介しています。熱中症による災害ゼロに向けて、有効に活用してください。
※平成23年以降のものを抜粋
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