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工夫・改善事例

フォーム印刷機刃物加工部での安全作業

業種

紙加工品製造業

動機

フォーム印刷機は、印刷部に加工部が加わった印刷機である。この加工部は横ミシンや穴加工のために刃物を取り付けた回転胴が組み込まれたもので、危険な部分である。特に、断紙(ロール紙が途中で切れる)したときは、片方の手で寸動操作用の押しボタンスイッチを押しながらもう片方の手で回転刃物部分への紙通しを行っており、切傷、挟まれ・巻き込まれの危険があった。

内容

寸動操作用の押しボタンスイッチを両手操作方式に変更するとともに、刃物の回転方向の逆方向から(排紙側から給紙側へ)紙通し作業を行う方法を考えた。

寸動操作用の押しボタンスイッチを両手操作方式に変更したことにより、両手で押しボタンスイッチを押さなければ機械が作動しないようにし、機械を作動させながら紙通し作業を行うことができないようにした。

また、コインペーパーを用いる紙通し作業の方法を考えた。コインペーパーは、こしが強く、切れにくく、紙の幅も機械に通しやすい寸法であることから採用することとした。考案後の紙通し作業は、まず、コインペーパーを排紙側から回転刃物部分へ通し、安全な位置で断紙した印刷用紙とつなぎ、次に、コインペーパーを排紙側から引っ張り、印刷用紙を回転刃物部分へ通すという手順で行う。

効果

危険の多かった回転刃物部分への紙通し作業を安全に行うことができるようになった。

期間

平成7年5月〜平成8年4月

費用

3万円/1セット

特許・実用新案申請の有無

無し

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